草津ウェイストパークは、群馬県吾妻郡草津町に平成4年8月に開設した一般廃棄物最終処分場で、焼却灰、ばいじん、不燃物残渣の埋め立て処分を行い平成22年11月に埋め立て事業が終了し、現在、浸出水を放流基準へ適合させる水処理を継続し適正な維持管理が実施されています。事業開始から二十年以上が経過していますが、浸出水の漏出等の環境事故は一度も起きていません。この安全性は事業主体である株式会社ウィズウェイストジャパン様の先進的な技術と徹底した安全追求姿勢により達成されています。

安全性について

 草津ウェイストパークでは全国に先駆けて5層構造遮水シートを株式会社ブリヂストンと共同開発し採用しています。これは2層のゴムシートとそれを保護する2層の不織布に加え、自己修復可能なシートを加えた構造となっていて、万が一の場合を含めて高い遮水性を担保する構造となっています。また、埋め立て期間中も遮水シートを保護する発泡ウレタンの吹付を行ったり、徹底した安全確保追求を行っている一般廃棄物最終処分場です。

 草津ウェイストパークは、準好気性埋立方式に分類される最終処分場です。これは日本標準の方式で、集排水管から浸出水を排除し続け、ごみの発酵熱による自然対流で空気を流入させることで曝気効果により埋立物の好気生分解を行い無害化していきます。そのため浸出水について放流基準に適合する状態になるまで水処理を行う必要があります。この作業は埋立作業が完了後20年近くにも及ぶことがあるそうです。

景観保護について

 これは草津ウェイストパークの管理棟(左側)および水処理棟施設(右側)です。アルペン風のしゃれたデザインになっていて、観光地草津に配慮したものとなっています。管理棟二階の会議室は地域の集会場として、開設当時、地元住民の方々に開放されていました。

 また、運搬車両も観光バスと一緒に走れるようなデザインとなっています。この運搬車は廃棄物処理業界で初めて平成4年度通商産業省選定のグッドデザイン賞を受賞しています。